中3英語「不定詞(発展)」の問題・定期テスト対策
不定詞(発展)の要点を、例文とよくある間違いから確かめます。読んだあとは、そのまま67問の演習に進めます。
不定詞(発展)とは
中2で習った不定詞〈to + 動詞の原形〉は、3つの使い方(名詞・形容詞・副詞のはたらき)が中心でした。中3ではそこから進んで、決まった形の中で使われる不定詞を学びます。
扱うのは、It is 〜 to …、〈疑問詞 + to〉、〈動詞 + 人 + to〉、too 〜 to …、〜 enough to … の5つです。どれも語順が決まっているので、形として覚えてしまうのがいちばん速い方法です。
高校英語でもそのまま使い続ける形ばかりです。ここで語順と意味を正確にしておくと、あとの学習がずっと楽になります。
定期テストで理解しておきたいポイント
It is 〜 to … で「…することは〜だ」
この It は「それ」という意味ではありません。本当の主語である to … を文のうしろに送り、あいた場所に置かれているだけの語です。訳しません。
語順は〈It is + 形容詞 + to + 動詞の原形〉です。「〜だ」にあたる形容詞が先に来て、「…すること」があとに来ます。
「だれにとって」を加えたいときは、to の前に〈for + 人〉を置きます。It is easy for me to read this book. のようになります。
It takes 〜 to … の形もよく出ます。「…するのに〜かかる」という意味で、時間を表すときに使います。
It is important to read books every day.
毎日本を読むことは大切です。
It は訳さず、to read 〜 が本当の主語です。
It is difficult for me to get up at five.
わたしにとって5時に起きることは難しいです。
for me を to の前に置いて「だれにとって」を表します。
It takes twenty minutes to walk to the station.
駅まで歩くのに20分かかります。
〈疑問詞 + to〉で「何を〜すべきか」を表す
how to 〜 は「〜のしかた」「どうやって〜すればよいか」、what to 〜 は「何を〜すればよいか」を表します。
ほかに where to 〜(どこへ〜すればよいか)、when to 〜(いつ〜すればよいか)、which to 〜(どちらを〜すればよいか)があります。
この形は、know や tell、ask などの動詞のうしろに置いてひとかたまりの名詞のように使います。
疑問詞のあとは必ず to + 動詞の原形です。疑問文ではないので、語順が入れかわることはありません。
Please tell me how to use this machine.
この機械の使い方を教えてください。
how to use で「使い方」。
I don't know what to say.
わたしは何と言えばよいか分かりません。
what to say が know の目的語になっています。
〈動詞 + 人 + to + 原形〉で「人に…させる・するよう言う」
want / tell / ask のうしろに「人」を置き、さらに to + 動詞の原形を続ける形です。
want + 人 + to 〜 は「人に〜してほしい」、tell + 人 + to 〜 は「人に〜するように言う」、ask + 人 + to 〜 は「人に〜するようにたのむ」という意味になります。
I want to go. は「わたしが行きたい」ですが、I want you to go. は「あなたに行ってほしい」です。間に人が入るだけで、行く人が変わります。
「〜しないように」と言うときは、to の前に not を置いて not to 〜 とします。
My mother told me to clean my room.
母はわたしに部屋をそうじするように言いました。
そうじするのは me のほうです。
He asked me not to open the window.
彼はわたしに窓を開けないようにたのみました。
not は to の前に置きます。
too 〜 to … と 〜 enough to … は意味が反対
too + 形容詞 + to + 動詞の原形 は「あまりに〜すぎて…できない」という意味です。not が入っていないのに、否定の意味になるのが特徴です。
形容詞 + enough + to + 動詞の原形 は「…するのに十分〜だ」「〜なので…できる」という意味で、こちらは肯定です。
enough は形容詞のうしろに置きます。前ではありません。old enough、tall enough のような語順になります。
too 〜 to … は so 〜 that … can't … に、〜 enough to … は so 〜 that … can … に書きかえられます。書きかえ問題でよく出ます。
This box is too heavy to carry.
この箱は重すぎて運べません。
not がなくても「できない」という意味になります。
He is old enough to drive a car.
彼は車を運転できる年齢です。
enough は old のうしろ。
よくある間違い
テストで減点されやすいところです。どこがちがうのかを、理由まで確かめておきましょう。
まちがいIt is dangerous swim in this river.
正しい形It is dangerous to swim in this river.
It is 〜 の形では、本当の主語を to + 動詞の原形で表します。to が抜けると、形容詞のうしろに動詞がそのまま並んだ文になってしまいます。
まちがいIt is easy to me to answer this question.
正しい形It is easy for me to answer this question.
「だれにとって」を表すときは for を使います。to が2つ続くことはありません。
まちがいPlease tell me how use this camera.
正しい形Please tell me how to use this camera.
「〜のしかた」は how to 〜 です。to が抜けると、うしろの use が文の中で行き場をなくしてしまいます。
まちがいMy father told me study harder.
正しい形My father told me to study harder.
tell + 人 のあとは to + 動詞の原形です。to を落とすと、動詞が2つ並んだ形になってしまいます。
まちがいShe is enough old to travel alone.
正しい形She is old enough to travel alone.
enough は形容詞のうしろに置きます。日本語の「十分に年をとっている」の語順につられて前に置かないようにします。
ミニ確認問題
ここまで読んだ内容が身についているか、その場で確かめられる短い問題です。
( ) is important to help each other. (…することは大切だ)
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答え:It
本当の主語である to help each other を文のうしろに送り、あいた場所に It を置く形です。That や There は使いません。
I want you ( ) ( ) this letter to Ken. (この手紙をケンに渡してほしい)
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答え:to give
want + 人 + to + 動詞の原形 で「人に〜してほしい」です。渡すのは you のほうになります。
次の文とほぼ同じ意味になるように書きかえましょう。 This tea is so hot that I can't drink it.
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答え:This tea is too hot to drink.
so 〜 that … can't … は too 〜 to … で言いかえられます。書きかえた文では it を残さない点に注意します。
覚え方のコツ
- この単元は「形を覚えているか」がそのまま点になります。It is 〜 to …、how to 〜、want + 人 + to 〜、too 〜 to …、〜 enough to … の5つを、空欄のない完成した文の形で暗記してしまいましょう。
- want to と want + 人 + to は必ず並べて練習します。「だれがするのか」が変わるので、日本語に直して主語を確かめるくせをつけると取りちがえません。
- too 〜 to … は日本語に「ない」が出てくるのに、英語には not がありません。ここは意味だけを覚えるのではなく、例文ごと覚えておくのが安全です。
- 書きかえ問題は出題されやすいので、too 〜 to … ⇔ so 〜 that … can't … の往復を、自分の手で何度か書いて確かめておきましょう。
収録している問題
中学3年・不定詞(発展)/67問
- 問題の形式
- 空所補充 28問選択問題 20問並べかえ 19問
- 難易度
- 基礎 21問標準 29問応用 17問
目標点を選ぶと、基礎・標準・応用の割合を変えて出題します。 解いたあとは、学習記録から単元ごとの正答率とまちがえた問題を確認できます。