長文読解

中3英語「長文読解」の問題・定期テスト対策

長文読解の要点を、例文とよくある間違いから確かめます。読んだあとは、そのまま66問の演習に進めます。

長文読解とは

長文読解は、新しい文法を覚える単元ではありません。これまでに習った文法を使って、まとまった文章から必要な情報を取り出す単元です。

そのため「たくさん読む」だけでは点が伸びません。どこを先に見るか、どこで立ち止まるかという読み方の手順を決めておくことが必要です。手順があれば、知らない単語が出てきても最後まで読み切れます。

この単元の問題は、内容の細かい部分をたずねるもの、理由をたずねるもの、出来事の順序をたずねるもの、代名詞が何を指すかをたずねるもの、そして文章全体の主題をたずねるものに分かれます。問われ方によって、本文のどこを見ればよいかが変わります。

定期テストで理解しておきたいポイント

1文ごとに「だれが」「どうした」を先につかむ

英語の文は、主語と動詞さえ見つかれば骨組みがつかめます。長い文でも、まず主語と動詞に印を付けます。

主語と動詞の間に説明の語句が入ると、どれが主語か分からなくなります。The boy with a big bag は、長くてもひとかたまりで「大きなかばんを持った男の子」という1つの主語です。

関係代名詞や分詞が入った文では、名詞のうしろに説明がくっつきます。そのかたまりをまとめて1つの名詞として読むと、文の形が見えてきます。

全部をていねいに訳す必要はありません。骨組みが分かれば、細かい部分は設問で必要になったときに読み直せば十分です。

  • The girl standing by the door is my sister.

    ドアのそばに立っている女の子は、わたしの妹です。

    主語は The girl standing by the door まで。動詞は is です。

  • The students in my class like music very much.

    わたしのクラスの生徒たちは音楽がとても好きです。

    主語は The students で複数。in my class は説明なので、動詞は like になります。

時を表す語句を見つけて、いつの話かを決める

yesterday、last summer、three years ago、now、next week のような語句は、その文がいつのことかを教えてくれます。

時を表す語句は文の最初か終わりに置かれることが多いので、そこを先に見ると話の流れをつかみやすくなります。

文章の途中で時が変わることもあります。過去の話をしていたのに、When I was a child 〜 でさらに前にもどることがあります。時が動いたら、そこに線を引いておきます。

出来事の順序をたずねる設問は、この時の語句がそのまま答えの手がかりになります。

  • Last summer, Ken visited his grandmother in Nagano.

    去年の夏、ケンは長野の祖母を訪ねました。

    文頭の Last summer で、過去の話だと分かります。

  • She has studied French since she was ten.

    彼女は10歳のときからフランス語を勉強しています。

    since があるので、過去に始まって今も続いている話です。

代名詞は必ず前にもどって、指すものを確かめる

it、they、he、she、this、that は、前に出てきた語を受けています。指しているものを取りちがえると、そのあとの文がすべてずれてしまいます。

代名詞が出てきたら、そのすぐ前の文を見ます。単数の it なら単数の名詞、複数の they なら複数の名詞を探します。数が合うものが手がかりです。

指すものを見つけたら、代名詞のところに実際の語をあてはめて読み直します。意味が通れば正しく取れています。

「下線部の it は何を指すか」という設問は、この作業そのものを問うています。答えは必ず本文の中にあります。

  • Emi found two old letters in the box. They were written in English.

    エミは箱の中に古い手紙を2通見つけました。それらは英語で書かれていました。

    They は two old letters を指しています。複数なので It ではありません。

  • Yumi made a cake for her father. He liked it very much.

    ユミは父のためにケーキを作りました。父はそれをとても気に入りました。

    He は her father、it は a cake を指しています。

つなぎの語で、話がどちらへ向かうかを読む

but や however が出てきたら、前の内容と反対のことが続きます。ここは設問になりやすい場所です。

so や because は理由と結果を結びます。because のうしろが理由、so のうしろが結果です。理由をたずねる設問は、この2語の近くを探します。

first、then、after that、finally は出来事の順序を表します。順序をたずねる設問では、この語に番号をふりながら読むと整理できます。

for example が出てきたら、その前の文が言いたいことで、うしろは具体例です。主題をたずねる設問では、具体例ではなく前の文を見ます。

  • Tom wanted to play soccer, but it started to rain.

    トムはサッカーをしたかったのですが、雨が降り始めました。

    but のうしろで話が反対に向きます。

  • Aya was tired because she walked for three hours.

    アヤは3時間歩いたのでつかれていました。

    because のうしろが理由です。

設問を先に読み、本文のどこを見るかを決める

本文を全部読んでから設問を見ると、もう一度読み直すことになります。先に設問に目を通しておくと、探しながら読めます。

細かい内容をたずねる設問は、本文の中の同じ語を探します。設問に出てくる名前や数字は、本文でもそのまま使われていることがほとんどです。

理由をたずねる設問には、Because 〜 の形か、本文の because / so の近くに答えがあります。

内容に合うものを選ぶ設問では、選択肢を1つずつ本文と照らし合わせます。「本文に書いていないこと」が混ざっているので、正しそうに見えても本文に根拠がなければ選びません。

  • Ken gets up at six every morning. He runs in the park for thirty minutes.

    ケンは毎朝6時に起きます。彼は公園で30分間走ります。

    「公園で何をするか」と問われたら、park を本文から探して、その文だけを読みます。

分からない単語は、まず飛ばして読み進める

知らない単語が1つあっても、文章全体の意味は取れることがほとんどです。そこで止まらずに先へ進みます。

前後の文がヒントになります。うしろに具体例や言いかえが続いていれば、そこから意味を推測できます。

その単語が設問に関係していなければ、意味が分からないままでも答えられます。設問に出てくる語だけ、あとで前後から考えます。

品詞が分かるだけでも読みやすくなります。a や the が前にあれば名詞、主語のあとにあれば動詞だと見当がつきます。

  • My father is a carpenter. He builds houses.

    わたしの父は大工です。彼は家を建てます。

    carpenter を知らなくても、次の文から仕事の内容が分かります。

よくある間違い

テストで減点されやすいところです。どこがちがうのかを、理由まで確かめておきましょう。

  • まちがいKen bought two comic books. It was very interesting.

    正しい形Ken bought two comic books. They were very interesting.

    受けているのは two comic books で複数です。代名詞は指すものと数をそろえるので、It ではなく They、be動詞も was ではなく were になります。代名詞の数を確かめるくせをつけると、指示語の設問にも強くなります。

  • まちがいThe students in my class likes music.

    正しい形The students in my class like music.

    主語は The students で、in my class はその説明です。主語と動詞の間に語句が入ると、すぐ前の class に引かれて s を付けてしまいます。動詞を決めるのは、あくまで主語の students です。

  • まちがいLast summer, I go to Hokkaido with my family.

    正しい形Last summer, I went to Hokkaido with my family.

    文頭の Last summer が過去を表しているので、動詞も過去形にします。時を表す語句は文の最初に置かれることも多く、見落とすと文章全体をいつの話か取りちがえます。

  • まちがいOne of my friend lives in Canada.

    正しい形One of my friends lives in Canada.

    one of 〜 は「〜のうちの1人」という意味なので、そのうしろの名詞は複数形になります。文全体の主語は One なので、動詞は lives のままです。読解ではこの形がよく出てきます。

ミニ確認問題

ここまで読んだ内容が身についているか、その場で確かめられる短い問題です。

  • 次の文を読み、下線部の them が指すものを日本語で答えましょう。 Yumi has three cats. She takes care of them every morning.

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    答え:3びきのねこ(three cats)

    them は複数のものを受ける代名詞です。すぐ前の文にある three cats が、数の合う唯一の候補になります。them のところに three cats をあてはめると意味が通ります。

  • 次の文を読み、トムが公園に行かなかった理由を日本語で答えましょう。 Tom didn't go to the park yesterday because he had a lot of homework.

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    答え:宿題がたくさんあったから。

    理由をたずねられたら because を探します。because のうしろが理由なので、he had a lot of homework の部分が答えになります。

  • 次の文を読み、内容に合うものを選びましょう。 Aya practiced the piano for two hours. Then she read a book until dinner. ア アヤは夕食の前に本を読んだ。 イ アヤは夕食のあとにピアノを練習した。

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    答え:ア

    Then が「そのあとで」という順序を表し、until dinner が「夕食まで」を表しています。ピアノが先、読書があとで、どちらも夕食の前の出来事です。イは順序が本文と合いません。

覚え方のコツ

  • 読むときは必ずえんぴつを持ちます。主語と動詞に印、時を表す語句に丸、but や because に三角、と決めておくと、読み返すときに探す場所がすぐ分かります。
  • 一度解いた文章は、答え合わせのあとにもう一度声に出して読みます。内容が分かっている文章を読み直すことが、読む速さを上げるいちばん確実な方法です。
  • まちがえた設問は、本文のどこを見れば正解できたのかまで確かめます。「単語を知らなかった」のか「代名詞を取りちがえた」のか「設問を読みまちがえた」のかで、次にすべき対策が変わります。
  • 時間がないときほど、設問を先に読む効果が大きくなります。何を探せばよいか決めてから本文に入る、という順番を練習のうちから習慣にしておきましょう。
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収録している問題

中学3年・長文読解/66問

問題の形式
選択問題 66問
難易度
基礎 24問標準 25問応用 17問

目標点を選ぶと、基礎・標準・応用の割合を変えて出題します。 解いたあとは、学習記録から単元ごとの正答率とまちがえた問題を確認できます。

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