中3英語「語彙」の問題・定期テスト対策
語彙の要点を、例文とよくある間違いから確かめます。読んだあとは、そのまま66問の演習に進めます。
語彙とは
中3の語彙は、新しい単語を増やすことよりも、これまで覚えた語を「使える形」に整えることが中心になります。この単元の問題も、過去分詞、熟語、そして文脈に合う語を選ぶ問題が大きな割合を占めます。
中3では受動態と現在完了を習います。どちらも過去分詞を使うので、過去分詞を知らないと文法が分かっていても書けません。動詞は原形・過去形・過去分詞の3つをそろえて初めて使える語になります。
もう1つは熟語です。be known for や be covered with のように、動詞・形容詞と前置詞が組になった言い方が一気に増えます。高校英語でもそのまま使われるので、ここで形ごと入れておくと先が楽になります。
定期テストで理解しておきたいポイント
動詞は原形・過去形・過去分詞の3つをそろえて覚える
中1・中2では原形と過去形の2つで足りていましたが、中3からは過去分詞が必要になります。受動態の〈be動詞 + 過去分詞〉も、現在完了の〈have / has + 過去分詞〉も、過去分詞なしにはつくれません。
覚えるときは、write - wrote - written のように3つを続けて声に出します。2つ目で止めるくせがあると、過去分詞だけ出てこない状態になります。
変化のしかたには型があります。過去形と過去分詞が同じ語(buy - bought - bought、teach - taught - taught)、3つとも変わる語(give - gave - given、break - broke - broken)、3つとも同じ語(put - put - put)に分かれます。
いちばん注意が必要なのは、3つとも変わる型です。sing - sang - sung、begin - began - begun、drink - drank - drunk のように、過去形と過去分詞が1文字しかちがわない語は取りちがえやすいところです。
This letter was written by my grandfather.
この手紙はわたしの祖父によって書かれました。
受動態なので、wrote ではなく過去分詞の written。
The concert has already begun.
そのコンサートはもう始まっています。
begin - began - begun。過去形の began と区別します。
熟語は前置詞までふくめてひとかたまりで覚える
be known for(〜で知られている)、be covered with(〜でおおわれている)、be filled with(〜でいっぱいだ)、be made of / from(〜でできている)など、受動態の形をした熟語が増えます。
この形では by を使いません。動作をした人を表すときだけ by を使い、材料や状態を表すときは with や of を使います。
動詞から始まる熟語もよく出ます。take part in(〜に参加する)、look forward to(〜を楽しみに待つ)、be able to(〜できる)などです。
look forward to の to は前置詞なので、うしろに動詞を続けるときは ing 形にします。不定詞の to と形が同じなので、ここは特に間違えやすいところです。
Kyoto is known for its old temples.
京都は古い寺で知られています。
by ではなく for を使います。
I'm looking forward to seeing you again.
またあなたに会えるのを楽しみにしています。
to のうしろは see ではなく seeing。
同じ内容を別の言い方で表せるようにする
中3のテストでは、同じ意味になるように書きかえる問題がよく出ます。語彙の面では、言いかえの組を知っているかどうかで差がつきます。
can は be able to、must は have to、will は be going to で言いかえられます。主語や時制に合わせて形を変えるのを忘れないようにします。
動詞にも似た意味の組があります。begin と start、finish と end、buy と get などです。
長文では、前に出てきた内容を別の語で言いかえて先へ進めることがよくあります。言いかえの組を知っていると、同じことを言っていると気づけます。
My sister is able to speak three languages.
わたしの姉は3つの言語を話すことができます。
can speak を be able to speak で言いかえた形です。
文脈から、意味と品詞を決める
同じつづりの語でも、文のどこに置かれているかで品詞と意味が変わります。work は動詞なら「働く」、名詞なら「仕事」です。
語尾も手がかりになります。ness や tion が付けば名詞、ful や ous が付けば形容詞、ly が付けば副詞であることが多いです。kind → kindness、act → action、care → careful のように、もとの語とつなげて覚えます。
選択肢が4つ並んでいるときは、意味だけでなく品詞でも絞りこめます。空所の前に a や the があれば名詞、be動詞のあとなら形容詞が入ります。
答えを選んだら、その語を入れて文全体をもう一度読みます。意味が通らなければ、選びなおします。
Her kindness made everyone happy.
彼女の親切さがみんなを幸せにしました。
文の主語なので、形容詞の kind ではなく名詞の kindness。
よくある間違い
テストで減点されやすいところです。どこがちがうのかを、理由まで確かめておきましょう。
まちがいThis song was sang by a famous singer.
正しい形This song was sung by a famous singer.
sing は sing - sang - sung と変化します。be動詞のうしろに来るのは過去分詞なので、過去形の sang ではなく sung です。3つとも形が変わる語は、2つ目と3つ目を取りちがえやすいところです。
まちがいCheese is made of milk.
正しい形Cheese is made from milk.
もとの材料が見た目で分からないほど変わっているときは from を使います。木の机のように、材料がそのまま分かるときは of です。be made of と be made from は、セットで覚えて使い分けます。
まちがいThe box was filled of old books.
正しい形The box was filled with old books.
be filled with で「〜でいっぱいだ」という決まった言い方です。of には置きかえられません。be covered with(〜でおおわれている)も同じ仲間で、どちらも with を使います。
まちがいI'm looking forward to see you next month.
正しい形I'm looking forward to seeing you next month.
look forward to の to は前置詞なので、うしろには名詞のはたらきをする語が来ます。動詞を続けるときは ing 形にします。不定詞の to と見た目が同じなので注意が必要です。
まちがいShe took part at the speech contest.
正しい形She took part in the speech contest.
「〜に参加する」は take part in です。熟語は前置詞まで決まっているので、of や at に置きかえることはできません。
ミニ確認問題
ここまで読んだ内容が身についているか、その場で確かめられる短い問題です。
break の過去分詞を書きましょう。
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答え:broken
break - broke - broken と変化します。過去形の broke と過去分詞の broken は形がちがうので、3つ続けて覚えておきます。
I'm looking forward ( ) ( ) your letter. (あなたの手紙を読むのを)
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答え:to reading
look forward to の to は前置詞なので、うしろの動詞は ing 形にします。read ではなく reading です。
次の文とほぼ同じ意味になるように書きかえましょう。 My brother can ride a unicycle.
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答え:My brother is able to ride a unicycle.
can は be able to で言いかえられます。主語が My brother なので be動詞は is にし、うしろの動詞は原形の ride のままです。
覚え方のコツ
- 不規則動詞は、表の3列目まで指でなぞって声に出します。「原形・過去形」で止めずに「過去分詞」まで言い切る練習を、毎日数分でも続けるのがいちばん効きます。
- 受動態や現在完了の問題をまちがえたときは、文法ではなく過去分詞を知らなかっただけ、ということがよくあります。まちがえた問題の動詞だけを集めて、活用表を自分で作ってみましょう。
- 熟語は「日本語 → 英語」の向きで練習します。「〜を楽しみにする」と言われて look forward to が出てくる状態まで持っていくと、英作文で使えるようになります。
- 言いかえの組(can ⇔ be able to、must ⇔ have to など)は、書きかえ問題でそのまま出ます。実際に紙に書いて、主語や時制に合わせて形を直すところまで練習しておきましょう。
- 高校でも同じ語をくり返し使います。中3で出てきた熟語は、受験のためだけでなく先の学習の土台になるので、意味だけでなく使われていた文ごと残しておくと役に立ちます。
収録している問題
中学3年・語彙/66問
- 問題の形式
- 選択問題 49問空所補充 17問
- 難易度
- 基礎 23問標準 33問応用 10問
目標点を選ぶと、基礎・標準・応用の割合を変えて出題します。 解いたあとは、学習記録から単元ごとの正答率とまちがえた問題を確認できます。