中2英語「助動詞」の問題・定期テスト対策
助動詞の要点を、例文とよくある間違いから確かめます。読んだあとは、そのまま60問の演習に進めます。
助動詞とは
助動詞は、動詞の前に置いて「〜しなければならない」「〜したほうがよい」「〜かもしれない」といった気持ちや判断を加える語です。中2では must / should / may と、助動詞と同じはたらきをする have to を学びます。
中1で習った can と同じで、助動詞のうしろは必ず動詞の原形です。主語が he や she でも、動詞に s は付きません。
この単元でいちばん差がつくのは意味のちがいです。特に must not と don't have to は、形が似ているのに意味が正反対になります。ここを取りちがえると、英作文でも読解でも大きな失点になります。
定期テストで理解しておきたいポイント
助動詞のうしろは必ず動詞の原形
must、should、may、can はどれも、そのうしろに動詞の原形を置きます。
主語が三人称単数でも、助動詞には s を付けず、動詞にも s を付けません。He must go. が正しい形です。
助動詞を2つ並べて使うことはできません。will must のような形はつくれないので、そういうときは have to を使います。
You must finish your homework before dinner.
あなたは夕食の前に宿題を終えなければなりません。
must のうしろは原形の finish。
She should see a doctor today.
彼女は今日、医者に診てもらったほうがよいです。
主語が She でも should sees とはしません。
must は義務、should は助言、may は許可や推量
must は「〜しなければならない」という強い義務を表します。話し手が必要だと判断している、という強さがあります。
should は「〜したほうがよい」という助言です。must より弱く、相手にすすめる気持ちを表します。
may は2つの意味があります。「〜してもよい」という許可と、「〜かもしれない」という推量です。どちらの意味かは文の内容で判断します。
May I 〜? の形にすると、「〜してもいいですか」とていねいに許可を求める言い方になります。
You should take an umbrella. It may rain this afternoon.
かさを持っていったほうがいいですよ。午後は雨が降るかもしれません。
should は助言、may は推量の意味で使われています。
May I use your dictionary? — Sure.
あなたの辞書を使ってもいいですか。— いいですよ。
May I 〜? は許可を求める言い方。
have to は主語と時制で形が変わる
have to も「〜しなければならない」という意味で、must とほぼ同じように使えます。
ただし have to は助動詞ではないので、主語が he / she / it のときは has to になります。ここが must との大きなちがいです。
過去のことを言うときは had to にします。must には過去形がないので、「〜しなければならなかった」は had to で表します。
未来のことは will have to とします。will must とは言えないので、助動詞を2つ重ねたいときは have to のほうを使います。
He has to get up early every morning.
彼は毎朝早く起きなければなりません。
主語が He なので has to。
I had to stay home last Sunday.
わたしはこの前の日曜日、家にいなければなりませんでした。
過去は had to。must には過去形がありません。
must not と don't have to は意味が正反対
must not(mustn't)は「〜してはいけない」という強い禁止です。してはいけない、と止めています。
don't have to は「〜しなくてもよい」という不必要です。してもしなくてもよい、という意味になります。
どちらも not が入っているので同じ意味に見えますが、伝えていることは正反対です。テストでねらわれる代表的なポイントです。
主語が he / she のときは doesn't have to になります。
You must not swim in this river.
あなたはこの川で泳いではいけません。
禁止を表しています。
You don't have to come tomorrow.
あなたは明日来なくてもよいです。
来るのは自由、という意味。禁止ではありません。
よくある間違い
テストで減点されやすいところです。どこがちがうのかを、理由まで確かめておきましょう。
まちがいShe must goes to the hospital.
正しい形She must go to the hospital.
助動詞のうしろは動詞の原形です。主語が She でも動詞に s は付けません。
まちがいHe have to clean his room.
正しい形He has to clean his room.
have to は助動詞ではないので、主語に合わせて形が変わります。主語が He なので has to にします。
まちがいI must stay home yesterday.
正しい形I had to stay home yesterday.
must には過去形がありません。yesterday があるので、過去を表せる had to を使います。
まちがいYou must to wash your hands.
正しい形You must wash your hands.
must のうしろに to は要りません。to が付くのは have to のときだけです。
まちがいShe will must call you tonight.
正しい形She will have to call you tonight.
助動詞を2つ並べることはできません。will のうしろには原形が来るので、have to を使って will have to とします。
ミニ確認問題
ここまで読んだ内容が身についているか、その場で確かめられる短い問題です。
You ( ) be quiet in the library. (〜しなければならない)
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答え:must
強い義務を表すので must です。うしろは原形の be になっています。
My brother ( ) ( ) practice the guitar every day. (have to を使って)
答えを見る
答え:has to
主語の My brother は三人称単数なので has to にします。そのうしろの動詞は原形の practice です。
次の2文の意味のちがいを日本語で説明しましょう。 (1) You must not open the box. (2) You don't have to open the box.
答えを見る
答え:(1)は「箱を開けてはいけません」という禁止、(2)は「箱を開けなくてもよいです」という不必要を表す。
must not は禁止、don't have to は「しなくてよい」です。not が入っていても意味は正反対になります。
覚え方のコツ
- 助動詞は「強さの順」で並べて覚えます。must(〜しなければならない)→ should(〜したほうがよい)→ may(〜してもよい)と並べると、どれを選ぶか迷いにくくなります。
- must と have to は「言いかえ問題」でよく出ます。書きかえるときは、主語が三人称単数なら has to、過去なら had to と形を直すのを忘れないようにしましょう。
- must not と don't have to は、短い日本語をセットで覚えます。「してはいけない」と「しなくてよい」を口に出して言い分ける練習をしておくと確実です。
- 英作文では、助動詞を書いたらそのうしろに指を置いて、動詞が原形かどうかを確かめます。この一手間で、この単元の失点はほとんど防げます。
収録している問題
中学2年・助動詞/60問
- 問題の形式
- 空所補充 30問選択問題 18問並べかえ 12問
- 難易度
- 基礎 18問標準 27問応用 15問
目標点を選ぶと、基礎・標準・応用の割合を変えて出題します。 解いたあとは、学習記録から単元ごとの正答率とまちがえた問題を確認できます。